
この記事のポイント
PLC開発ツールCODESYSを初めて使うという方のために基本的な使い方から解説します。
ポイント
とにかく実行してみよう
この記事では、簡単なラダーを入力して
パソコン上でシミュレーション実行する方法を解説していきます
CODESYSのインストール
ソフトのインストールがまだの方はこちらの記事で解説しています。
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PLC シーケンサラダーソフト CODESYSのインストール方法
続きを見る
プロジェクト新規作成
まずはプログラムを起動しましょう。
Windowsのメニューから
CODESYS V3.X(2019年11月現在のバージョンは CODESYS V3.5 SP15 Patch2)
をクリックして実行してください。
プログラムが起動したら
ファイル → 新規プロジェクト をクリック
- テンプレート 標準プロジェクトを選択
- 場所 プロジェクトファイルを保存するためのフォルダ名
- 名前 プロジェクト名
管理をしやすくするために
プロジェクト名とフォルダ名を同じにしておくことをおすすめします
OKをクリックすると、標準のプロジェクト ダイアログが開きますので
下記のように入力して下さい。
- デバイス CODESYS Control Win V3
- PLC_PRGの言語 ラダーロジックダイアグラム(LD)
ラダープログラムの入力
では、プログラムを入力していきましょう。
画面左側のツリービューのPLC_PRGをダブルクリックすると
下図のようなラダー入力画面が表示されます
メニューからA接点、B接点、コイルなどを選択して入力していきます。
通常のPLCと違って、変数の宣言なども必要ですが、自動で宣言されますので
ここでは気にせず 名前 だけを入力していきます。
下図のような自己保持回路を入力してみましょう。
回路の行を追加する時は、右クリックメニューから
ネットワークを挿入 をクリックしてください。
ラダーのシミュレーション
それではPC上で、シミュレーションを実行しましょう。
メニュー → オンライン → シミュレーション
をクリックします。
これで、シミュレーションを実行するモードになりました。
後は、メニューから下記の操作を実行するとシミュレーションが開始します
- オンライン → ログイン
- デバッグ → 運転
ではX00をONにしてみましょう
X00をダブルクリックすると、
青い字でTRUE と表示されます
もう一度ダブルクリックすると 黒字でFALSE と表示されます
この表示は、デバイスを書き込む準備という意味になります
TRUEを表示させてから、右クリックメニューを表示します
DeviceApplicationの全ての値を書き込み をクリックすると
X00がONになります
正しく動作していれば出力のY00もONとなり
青色に表示が切り替わるはずです。
シミュレーションうまくいきましたか
どうでしょうか?
文章ではうまく説明できない部分もありますが
動作できましたか?
今後、動画による操作説明も追加していく予定ですので
もうしばらくお待ちください。
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