CODESYSをRaspberry PIで動かしてみましょう。
Raspberry PI用のパッケージもWEBから無料でダウンロードして試すことができます。
最新のRaspberry PI4にも対応しています。
Raspberry PIパッケージをインストール
CODESYS本体のダウンロードがまだの方はこちらの記事を参考にしてください
https://manabithai.org/codesys-install/
CODESYSのインストールが完了したら、Raspberry PIを動作させるための設定を行います。
まずはこちらのページからRaspberrypiのモジュールをダウンロードします。
検索窓に "Rasberry" と入力するとRaspberry PI用のパッケージをダウンロードできます。
現在下記の2種類のパッケージがあります。
- CODESYS Control for Raspberry Pi MC SL
- CODESYS Control for Raspberry Pi SL
Raspberry PI4に使う場合はマルチコア(MC)対応の
CODESYS Control for Raspberry Pi MC SL
をダウンロードして下さい。
次にパッケージをCODESYSにインストールします。
メニューから ツール → パッケージマネージャー をクリック
パッケージマネージャーのダイアログからインストールをクリックして、
ダウンロードしたパッケージファイルを選択してインストールすることができます
Raspberry PI のテスト回路を作成
CODESYSのテスト用に簡単な回路を作成します。
下記のように入力と出力を割り付けます。
- GPIO17 出力 LEDを接続
- GPIO22 入力 スイッチを接続
Raspberry PI の回路作成の詳細については 別の記事を参考にしてください。
新規プロジェクトを作成する
Raspberry PI動作確認用のプロジェクトを作成します。
ファイル から 新規プロジェクト を クリック
新規プロジェクトダイアログで下記を設定
- 標準のプロジェクトを選択
- プロジェクト名と保存場所を入力
標準のプロジェクトダイアログでは次にように設定します。
- デバイス CODESYS Control for Raspberry Pi MC SL
- PLC_PRGの言語 ラダーロジックダイアグラム
ラダープログラムの作成
スイッチがONになると、LEDが点灯する回路を作成します。
動作確認が目的なので、できるだけ簡単な回路で確認しましょう。
デバイスの設定
プログラムを作成するパソコンとRaspberry PIを、同一セグメントのLANに接続します。
有線でもWIFIでもどちらでも構いません。
私の環境では
- パソコン 192.168.0.100
- Raspberry PI 192.168.0.18
として作業を行いました。
デバイスのツリービューで デバイス をダブルクリックします
上のタブからネットワークスキャンタブを選択してネットワークの検索を実行します
検索で見つかったRaspberry PI をデバイスに設定します。
GPIOの設定
ラダープログラムの変数 Switch とLED を
GPIOのピンと関連付けを行います。
デバイスツリーのGPIOs_A_Bをダブルクリック
GPIOsパラメータを次のように設定します。
- GPIO17 を OUTPUT
- GPIO22 を INPUT
GPIOマッピングの設定を行います。
プログラムの変数とGPIOのピンを関連付けます。
- 変数 LED output MAP GPIO17
- 変数 Switch Input MAP GPIO22
プロジェクトの転送と実行
メニューのビルドを実行
エラーがなければプログラムの転送・実行が可能です。
オンライン → ログイン をクリック
転送するかどうか聞いてくるので実行
メニューの 実行(F5)をクリックするとRaspberry PI上でラダープログラムが実行されます。
スイッチのON OFF で LEDが点滅します。
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